「Googleサーチコンソールって聞いたことあるけど、何に使うの?」
「ブログ初心者でも使えるの?」
そんな方のために、この記事ではGoogleサーチコンソールの基本から使い方、設定方法までをやさしく解説します。
サイトの表示回数やクリック数、検索されているキーワード、インデックス状況などが一目でわかるので、SEO対策の第一歩として必須の無料ツールです。
初心者の方でも迷わず始められるよう、導入手順も画像なしで丁寧に説明しているので、ぜひこの記事を参考に設定してみてくださいね!
Googleサーチコンソールってなに?
Googleサーチコンソール(Google Search Console)は、Google検索における自分のサイトの「健康診断」をしてくれるようなツールです。
・あなたのサイトがGoogleにどう表示されているか
・どのキーワードでアクセスされているか
・ページにエラーが出ていないか
などを確認できます。これを使いこなせば、SEO対策がグッとやりやすくなりますよ。
Googleサーチコンソールでできることは、以下の4つになります。
① 検索キーワードがわかる(検索パフォーマンス)
「自分のサイトは、どんなキーワードで検索されているのか?これが丸わかりになるのが、「検索パフォーマンス」機能です。
・表示回数
・クリック数
・平均掲載順位
以上がチェックできるので、どの記事が人気なのか、どのキーワードに強いかを知ることができます。
② 検索結果の表示回数やクリック数が見える
1日単位・週単位・月単位などで、どれくらいクリックされているかグラフで確認できます。「SEOの成果が出てきたか?」をチェックするのに最適!
③ インデックス状況の確認
Googleにきちんとインデックス(登録)されていないページがあると、検索に出てきません。「カバレッジ」や「URL検査ツール」を使って、インデックスの状況やエラーを確認できます。
カバレッジとは・・・あなたのサイトのページが「Googleに正しくインデックスされているか」を確認する機能のこと。以下をまとめて教えてくれます。 ・Googleが認識しているページの数・問題があってインデックスできていないページ・インデックス済みだけど何かしらの注意が必要なページ |
Google検索に出るにはインデックスされることが必須なので、「意図したページがちゃんと登録されてるか?」をチェックするのにめっちゃ役立ちます!
URL検査ツールとは・・・特定のページ1つをピンポイントで調べるための機能のこと。できることは以下になります。 ・このページ、Googleに登録されてる?・いつクロールされた?・モバイル表示はOK?・構造化データのエラーはある?・まだ登録されてないなら「登録リクエスト」もできる! |
この2つを使いこなせると、検索に強いサイトづくりがぐっと進みますよ!
④ サイトのエラーや問題点を発見できる
以下のような検索結果に悪影響が出そうな問題を自動で教えてくれます。
・モバイル表示に問題がある
・ページが見つからない(404エラー)
・ページの読み込み速度が遅い
Googleサーチコンソールの導入方法
サーチコンソールはGoogleのサービスなので、まずはGoogleアカウントが必要です。
持っていない方は、Googleアカウント作成ページから無料で作成できます。
①Googleサーチコンソールの公式サイトにアクセスをして、「今すぐ開始」をクリック
②Googleアカウントでログイン
③サイトを登録する(プロパティの追加)
ここが重要ポイントで、プロパティの追加方法は、ドメインとURLプレフィックスの2種類があります。
ドメイン | サイト全体(サブドメイン含む)を一括管理できる。DNS設定が必要 |
URLプレフィックス | 特定のURL(https://から始まるURL)単位で管理できる。 |
初心者はURLプレフィックスが簡単なので、今回はURLプレフィックスを使った設定方法を説明します。
・URLプレフィックスを使った設定方法
まずは、URLプレフィックスにあなたのサイトURLを入力します。
(例)https://example.com/
※「http」と「https」、「wwwあり・なし」でURLが異なるので、実際に使っている正しいURLを確認してください。WordPressでSSL化していれば「https://www.example.com」などになります。次に、続行をクリックします。
④所有権の確認をする(HTMLタグでの方法)
次に「このサイトがあなたのものですよね?」という確認作業があります。
いくつか方法がありますが、初心者にはHTMLタグを使う方法が簡単です。
HTMLタグでの確認手順は、以下になります。
・「HTMLタグ」を選択
・metaタグ(<meta name=”google-site-verification” content=”xxxxxxx” />)が表示される
・そのタグをコピーする
WordPressでmetaタグを設置する方法の場合は以下になります。
おすすめ:SEO系プラグインを使う方法(例:All in One SEO / Yoast SEO)の手順は以下になります。
▼All in One SEOの場合
・WordPress管理画面にログイン
・左メニュー「All in One SEO」→「一般設定」→「ウェブマスターツール」タブをクリック
・「Google検証コード」の欄に、先ほどのmetaタグの「content=”〇〇〇”」内の文字列だけを貼り付ける(content=”〇〇〇” の〇〇〇部分のみ)
・変更を保存
⑤:Googleサーチコンソールに戻って「確認」ボタンを押す
所有権が認証されると、「成功しました」と表示されます。これで、Googleサーチコンソールへの登録は完了です!
⑥:サイトマップを送信しよう(SEOの第一歩)
サイトが登録できたら、次にやるべきはサイトマップの送信です。これをやることで、Googleがあなたのサイトの全ページを効率よく見つけてくれるようになります。
手順は以下になります。
・サーチコンソールの左メニュー「サイトマップ」をクリック
・新しいサイトマップの追加に「 sitemap.xml 」と入力
(例:https://example.com/sitemap.xml)
・送信をクリック
※サイトマップが自動生成されるには、WordPressでSEOプラグインを導入しておくことが必要です。
また、All in One SEOを使っていれば、自動でsitemap.xmlが作られます。導入後は、「URL検査ツール」や「カバレッジレポート」などで、記事がちゃんとGoogleに読まれているかをチェックできるようになります!
よく使うサーチコンソールの機能3選【初心者向け】
Googleサーチコンソールを導入したら、次に知っておきたいのが「どんな機能があるのか?」ということ。ここでは、初心者の方でも使いやすい&よく使う3つの機能を紹介します!
①【URL検査ツール】記事がインデックスされているか確認しよう
「この記事、ちゃんとGoogleに登録されてるかな?」
そんなときに役立つのが「URL検査ツール」です。
▼使い方:
サーチコンソールのトップ画面の上部にある検索窓に、確認したい記事のURLを貼り付け
Enterキーを押す
インデックス状況が表示される
▼表示されるパターン:
「URL は Google に登録されています」 → OK!すでにインデックス済み
「URL は Google に登録されていません」 → インデックスされていない状態
インデックスされていない場合は、そのまま表示される「インデックス登録をリクエスト」ボタンをクリックすることで、Googleにクロール依頼が送れます。
🔸インデックス=Googleの検索エンジンに登録されること。
インデックスされていないと、検索結果に出てきません。
②【検索パフォーマンス】どの記事が人気かをチェック!
「どの記事がよく読まれてる?検索されてるキーワードは?」
そんな疑問に答えてくれるのが「検索パフォーマンス」機能です。
▼確認できる主な項目:
合計クリック数:検索結果から実際にクリックされた回数
表示回数:Google検索で何回表示されたか
CTR(クリック率):表示されたうち、どのくらいクリックされたか
平均掲載順位:検索結果で何位に表示されたかの平均
▼使い方:
左メニューの「検索パフォーマンス」をクリック
「ページ」タブをクリックすると、記事ごとのデータが見れる
「このページ、表示されてるのにクリックされてないな…」
→ タイトルやディスクリプション(説明文)を見直すきっかけにもなります!
③【モバイルユーザビリティ】スマホでの表示に問題ないかをチェック
いまや検索流入の多くはスマートフォンから。
だからこそ、スマホでの表示に問題がないかチェックする機能はとても重要です。
▼確認方法:
左メニューの「ページ エクスペリエンス」→「モバイル ユーザビリティ」をクリック
▼表示される内容:
モバイルでの問題が「ある or ない」
問題がある場合は、具体的なエラー内容も表示される(例:文字が小さすぎる、クリックできる要素が近すぎる、など)
問題があれば、ページを修正して再検査すればOKです!
このあと「カバレッジ」や「ページエクスペリエンス」など、さらに深い機能もありますが、まずはこの3つから使いこなせば十分です!
「カバレッジ」や「ページエクスペリエンス」について詳しく知りたい方はこちら! |
【まとめ】Googleサーチコンソールで、運営をレベルアップしよう!
Googleサーチコンソールは、自分のブログの状態を「見える化」してくれる無料ツールです。初心者さんがまず覚えておきたいポイントは以下の通りです。
・導入はGoogleアカウントがあればOK!
・所有権の確認はSEOプラグインでかんたんにできる
・インデックス状況やクリック数など、SEO改善に役立つ情報が盛りだくさん
・よく使う機能は「URL検査ツール」「検索パフォーマンス」「モバイルユーザビリティ」
特に、「インデックスされていない記事は検索結果に出ない」という点は重要なので、記事を書いたらURL検査ツールでの確認を習慣化するのがおすすめです!
最初は難しく感じるかもしれませんが、慣れてくるとSEOの味方になってくれる頼もしいツール。
ぜひ、今回ご紹介した内容を参考に、サーチコンソールを活用してみましょう。
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